SSブログ

風の音~書写・式部(城山如水作曲)  ~遥かに照らせ山の端の月 [城山如水作曲作品]

img500.jpg

和泉式部は生没年も不明、伝説に彩られた女流歌人だ。

夫との離婚、二度にわたる恋人との死別、恋人との間の子を
捨て去った悔恨、夫との間に生まれた娘の死・・・・

その煩悩からの救いを求めるかのように
書写山の性空を訪ねた。
中宮彰子の供をしての訪れだったようだ。

貴族、世俗を嫌って性空は対面を拒んだ。
和泉式部は歌を残し、その歌に感銘を受けた性空は
中宮彰子、和泉式部一行を呼び戻して法華経を説いた、
そういった伝説も伝えられている。

西の比叡山と云われた書写山には
様々な伝説が残る。
書写晩秋1.jpg
自分が小学校の頃は林間学校で
円教寺に泊まって遊びまわったものだ。
現在では考えられないことだろう。

そんな書写の伝説を、しの笛曲に作曲したのが

「風の音~書写・式部(城山如水作曲)」
  深山冷気
  式部
  月の羽衣
  山の端の月

  ・・・の4曲からなる。

ほかの「風の音」集に比べて、より幽玄な曲が集まる。

和泉式部が性空に教えを乞うた歌は


暗きより 暗き道にぞ入りぬべき
 遥かに照らせ 山の端の月

・・・伝説は伝えている。


9月1日(日)「しの笛の調べ~夏から秋へ」にて全曲演奏。
  しの笛:城山如水
  シンセサイザー:池田佳子
  幽玄な曲想の演奏になる。

しの笛の調べ~夏から秋へ 2013.JPG

播州城山流<しの笛 風の音> 城山如水
http://aoitori.blog.so-net.ne.jp


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。